
吊るし雛は歴史的には、伊豆稲取地方に江戸時代から伝わる風習。
長女の初節句に無病息災、良縁を祈願して雛段の両脇に細工を吊るすもの。
過去においては庶民のひなだんかざりでもあったらしい。
平成5年頃より「雛のつるし飾り」の名称がつけられたという。
漢字表記の「吊るし」は縁起物には不適当で、ひらがな表現が使用される。
桃(長寿)、猿っ子(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本として50種の細工がある。
5列に書く11個の細工をつるし、計55個。
飾りの数は、3,5,7,9の奇数で組上げられる。

縁起物であるから割り切れる数字を避けてのことらしい。
また今日も一つ利口になったね



